ウォーハンマー40kでは、バトルの勝敗を決める上で「作戦目標の確保」が重要なファクターになります。この作戦目標の確保をするのは、基本敵にトループの役目です。ケイオススペースマリーンで基本となるトループは２種類、ケイオススペースマリーンとケイオスカルティストです。このケイオススペースマリーンの分隊長がアスパイアリング・チャンピオンです。
アスパイアリング・チャンピオンは特別に強いキャラクターではありませんが、分隊のリーダーであり、このキャラクターがやられると士気が下がって部隊が崩壊しやすくなってしまいます。また、ケイオスマリーンには「統べるもの」というスペシャルルールがあり、この統べるものというスペシャルルールをもつキャラクターは、白兵戦の時に必ず一騎討ちを申し込まなければなりません。一騎討ちを申し込んだ上で勝利すると、渾沌の神々から祝福を受けられるからです。ケイオススペースマリーンの兵にとって、渾沌の神々の祝福によりディーモンプリンスになることが喜びなのです。
このため、アスパイアリング・チャンピオンは特別強くもないながらも、見た目的にははっきり分けておきたいキャラクターです。ウォーハンマー40kのミニチュアにも、このアスパイアリング・チャンピオンという専用の格好のいいミニチュアが用意されていますので、これを作りました。
昨年１２月のケイオススペースマリーンのコデックス更新時に発売された新しいミニチュアは、このアスパイアリング・チャンピオンを始めとしてクリムゾン・スローターというウォーバンドのカラーがパッケージになっています。赤いパワーアーマーに金色の縁取りです。私はこのクリムゾンスローターのアーミーを作ることにしたので、これを見本に塗っていきます。
アスパイアリング・チャンピオンはブリスターパックになっています。中にはランナーが１枚だけでした。
全て組み立てると塗りにくくなってしまうので、塗りにくくならない程度まで組み立てて、下地色を塗ります。今回は赤いアーマーになるので、濃い赤を塗りました。
大きく色を塗りわけます。金色の部分、骨色の部分、黒い部分、銀色の部分を塗りました。
ウォッシュします。骨色の部分以外は、シタデルカラーのナルンオイルを塗ってあります。ナルンオイルは水で薄まった半透明の黒のようなものです。隙間などに溜まってその部分だけ濃く色が付くので、印影がはっきりします。骨色の部分には、赤紫を作り、これを水で薄めて塗りました。
アーマーの赤い部分に、もう一度色を付け直します。下地よりもひとつ明るい赤を使っています。ちなみに下地はコーンレッド、上から塗るのはメフィストンレッドがいいと思います。私はかなり明るめ、朱色にしたかったので、イビルサンズ・スカーレットを塗っています。
ゴールドも塗っていきます。ゴールドはどうしても色が乗りにくいので苦労します。最初にバルタザールゴールドを塗って、上からゲヘナゴールドを塗ると綺麗になります。
ここでパーツを全て接着し、さらにシルバーのハイライトを入れました。
アーマーにハイライトを入れると、戦場に並べたときに映えます。ライトの下にかざして、光って見える部分にさらに明るい色を塗ります。トロールスレイヤーオレンジを塗ってます。
あちこちにハイライトを入れて完成です。
こんな感じで攻めたいですね。
