なんと2年以上ぶりにミニチュアをペイントしました。

猫背でペイントし続けたために腰を痛めまして、ミニチュアゲームを引退気味になっていたところに引越しで全て箱詰めしてしまい、なんとなくそのままに。

このブログも閉鎖&ドメイン変更しちゃいましたしね。

最近あまりに暇だったので、久しぶりにダンボール箱を開封してペイントしてみました。

2年ぶりのミニチュアペイントはダークエンジェルのカンパニーマスターを選択。
こんなことでもなければペイントしないだろう品を選びました。

あいかわらずのファインキャスト・クオリティ。ここでめげると負けなので、気にしない。

やっちまいました。気をつけていたにもかかわらず、ついチカラが入って剣の柄がポキリ。
あとで接着しなければなりません。

パーツを切り取ったところで、パーツ側に残った不要部分を切り取っていきます。

落ち着いて見てみると、各部に細かいバリ(成形されたときのはみ出し)がありますので、これらをナイフやヤスリで削ります。

部品の欠けを発見。旗の裾が空気がはいったのか、成形できていません。この場合、ショップに言えば交換してくれますが、交換されたものがまた違う部分が同じようになっていたりするので、今日は諦めます。

合せ目もこのような状態に・・・

そこで登場するのがグリーンスタッフ。ポリパテの一種ですが、2液混合ではなくて、2粘土混合。

このように、青と黄色の2色の粘土のようなものが入ってます。

これを必要サイズに切り、2色を混ぜるようにコネコネします。

このように、完全に緑色になったら完了。この時点ではまだやわらかいですが、しばらくすると固まります。

こんな感じで欠けた部分にくっつけて大まかに形をつくります。

細かい成形や、表面をつるつるに整えたりは、金属製のヘラを使うと上手く出来ます。

こんな感じで欠けた部分などをグリーンスタッフで補います。
ついでに折れた剣の柄も接着。

では、早速ペイントしていきます。
本来は下地スプレーするのですが、スプレー環境がまだ無いので省略。
塗った塗料のノリが悪いのですが、シタデルのベースカラーのみを使用することでカバーします。

はじめは一番奥まった黒の部分をアバドンブラックで塗ります。

次に緑色のアーマー部分をカリバングリーンで塗ります。

さらに赤い部分をコーンレッドでペイント。

布や骨になる部分をザンディダストでペイント。

白およびグレーで塗る部分には、セレスティアグレイを塗ります。

そして全部を塗り終わったら、一気にウォッシュ。
今回はアグラックスアースシェイドを使いました。

メフィストンレッドで赤を整えます。影になるところは塗り残していきます。

布と骨をウシャブティボーンで塗り塗り。同様に影は塗り残します。

アーマー、頭飾り、マントの模様にも色をつけていきます。
このように、奥まったところから色を塗っていくとはみ出しても上から塗りつぶしていけるので効率がいいです。

白はセラマイトホワイト。白のくせに下地の色が透けないので最強です。

赤い旗やマントの模様をはっきりさせるため、イビルサンズスカーレットで明るくしていきます。

緑のアーマーにハイライトを入れます。カリバングリーンにモートグリーンを混ぜています。

マントもスクリーミングスカルで明るくしていきます。
細かいところもちょこちょこ塗りつつ、随分出来上がってきました。

セレスティアグレイとセラマイトホワイトを混ぜて、ハイライトを入れていきます。

金色などを加えてペイントは完成です。

さて、塗っている間に剣の柄がまたとれてしまいました。こういった接着面が小さいものはすぐとれてしまうので、補強します。
軸打ちというのですが、真鍮線などで芯をいれてパーツを組み合わせます。ガレージキットやメタルフィギュアなどでもやりますね。
手元に真鍮線がないのでクリップを切って使います。クリップは0.8mmのピンバイスで穴を開けるとちょうどいいです。

接着には黒い瞬間接着剤を使います。これはすぐに硬化しないのでこういう作業のときに便利です。
すぐに硬化しないのに何故に瞬間接着剤っていうんでしょうね。

パーツの接着面に丁寧に穴をあけ、クリップで作った芯を接着します。

完成です。

後半だれてしまって、雑になってしまいました。
でも、こうして写真で拡大してみると粗が目立っていまいちですが、実際は細かくて見えないので大丈夫です。