ウォーハンマー40kのケイオススペースマリーンには多くの個性的なヘッドクオーターがいます。しかし、ほとんどが耐４のために攻８以上の攻撃を受けると即死してしまうのです。耐５になれば攻１０の攻撃を受けることはまれなので簡単には即死しなくなります。耐５を持つのはアバドンとティファウス、ディーモンプリンスだけです。また、ターミネイターアーマーを着ているのもアバドンとティファウス、そしてワープスミスです。これでは強いウォーロードとなれるのはアバドンかティファウスの２択です。
まあ混沌の大元帥アバドン様はそれはもう文句のない性能なのですが、私はクリムゾン・スローターというウォーバンドのカラーでアーミーを塗っているので、ウォーロードはクリムゾン・スローターのウォーロード「無慈悲なるクラーノン」にしたいのです。しかしクラーノンはケイオススペースマリーンのコデックスにはユニークキャラクターの設定がありません。スターターキットに専用モデルが入っているのみです。
ミニチュアの造形の格好良さは文句ないですし、カラーリングも大好きなのですが、実際にクラーノンを作ろうとするとルール上は普通のケイオスロードになってしまいます。Wikiによると、クラーノンはコーン神を信奉しており、赤いパワーアーマーをまとっているということなので、まさにごく普通のケイオスロードです。
ケイオスロード
接６ 射５ 攻４ 耐４ 傷３ 敏５ 回３ 気１０ 防３＋ ６５ポイント
だめです。これではメルタガンで撃たれるか、パワーフィストで殴られたらあっさり即死です。もちろんケイオスロードには多彩なオプションがあり、このスペックのまま使用するひとはいません。そこでオプションでどこまで強化できるか考えてみました。
まずなんとしてでも耐５にしなければなりません。簡単なのはナーグルの烙印を刻み、耐＋１を手に入れる方法です。本来クラーノンはコーン信者なのですが、ここは目をつぶってナーグルに鞍替えしてもらうことにします。ついでにターミネイターアーマーに着替えてもらいます。
接６ 射５ 攻４ 耐５ 傷３ 敏５ 回３ 気１０ 防２＋ １２０ポイント
ターミネイターアーマーを付けたことでスペシャルセーブ５＋も手に入り、これならステータス的にはいい感じです。
あとは攻撃力ですので、混沌のアーティファクトからディーモンウェポンを選びます。盲目なる憤怒の斧（攻＋２、貫通２）がベストなのですが、コーン専用武器でナーグルでは装備できないので、黒きメイス（攻使用者、貫通４）を付けることにします。攻が４のままですが、スペシャルルール生体破壊を持つのでダメージロールは常に２＋です。ターミネイターを４人ほど引き連れてランドレイダーに乗り込み、突撃して切り崩すのもよさそうです。
とはいえ黒きメイスは貫通４、スペシャルルール「呪われた武器」も含めて弱いものいじめ武器なので一騎打ち向きではありません。ディーモンウェポンですから回数は殴れるものの、ターミネイターアーマー相手では、相手の出目１に期待することになるので心もとなさ過ぎます。
ここは一騎打ちの勝率を考えて、コーン神の烙印と盲目なる憤怒の斧を付けたいところです。その場合に耐５にできる選択肢はジャガーノート・オブ・コーン（耐＋１、傷＋１、回＋１、キャバルリー）しかありません。しかしターミネイターアーマーをあきらめることになります。
接６ 射５ 攻４ 耐５ 傷４ 敏５ 回４ 気１０ 防３＋ １１０ポイント
パワーアーマーでスペシャルセーブ無し、というのが気になりますが、傷と回も上がります。コーン神の烙印により激情（突撃時にさらに回＋１）も手に入り、ディーモンウェポンの盲目なる憤怒の斧によって、突撃時の殴り回数は６＋Ｄ６となり、敏５で最大１２回、攻６貫通２で殴れることになりますから、敏で負けないかぎりは勝てそうです。
キャバルリーですからランドレイダーには乗れないものの、移動速度は速いため、バイクを引き連れて突撃するのもカッコいいですね。パワーアーマーとコーン神という設定も守れますし、ジャガーノート・オブ・コーンを手に入れてみようと思います。
