カルトマリーンの中でもポイントが安いノイズマリーンは、試したくなるユニットだと思います。スラーネッシュ神の烙印の効果は敏+1なので、白兵戦の機会が少ない6版では活躍しにくいスラネ編成ですが、ノイズマリーンはぜひ使いたい優秀なユニットです。
ノイズマリーンの基本性能は、敏5のスペースマリーンです。スペシャルルールとして恐れるものなしが付いています。カルトマリーンとしてはシンプルで、このため5人編成でのポイントも95ポイントに抑えられています。
通常のケイオスマリーンが75ポイントに対し、+20ポイントであるため、ケイオスマリーンを復讐の旗印(25P)で恐れるものなしにするよりも安いことは特記事項です。クロースコンバットウェポンの追加も1ポイントで出来ます。ただし、エリート枠のため、スラーネッシュ神の烙印を刻んだロードを編入してトループにするとさらに良いでしょう。
例えば、ケイオスマリーンの10人編成+クロースコンバットウェポンx9+復讐の旗印で183ポイントに対し、ノイズマリーンの10人編成+クロースコンバットウェポンx9では189ポイントですから、ほぼポイント差はありません。
さらに、スラーネッシュ神の烙印を刻んだ兵だけが使用できる悦楽の旗印(30P)を装備することで痛みを知らぬものを追加できるので、かなりしぶといユニットとなります。
ノイズマリーンはスペシャルルールが少ない代わりに、3種類の専用ウォーギアがあります。
ひとつめはドゥームサイレン(15p)で、ノイズチャンピオンのみが装備できます。バックパックに付けられた音波兵器で、ルール的には攻5貫通3テンプレートです。パワーアーマーですら防げないフレイマーですので、攻撃時にも防御時にも優秀な武器です。
ふたつめがソニックブラスター(3p)で、性能はボルトガンですが、カバー無視のサルボ2/3となります。サルボは珍しい武器タイプですが、ソニックブラスターの場合でいえば、移動後の場合は12mv射程で2発撃てます。移動していなければ、24mv射程で3発撃てます。射撃後の突撃はできません。
3つめがブラストマスター(30p)です。これは射程48mv攻8貫通3カバー無視ブラストピニングという、ケイオスには貴重なカバーセーブ無視のブラスト兵器です。ヘビーウェポンのために移動すると撃てませんが、モードを変えれば射程36攻5貫通4アサルト2カバー無視ピニングになります。コデックスでは10人編成で1人が装備できることになっていますが、エラッタで修正され、5人編成でも1人、10人だと2人が装備できます。
この3種類の音波兵器の組み合わせ方が悩ましいところです。
メインであるブラストマスターですが、移動してしまうと撃てないため、廃墟に篭って打ち続ける、ハボックのような使い方になります。攻8ブラストですので軽車両も壊せ、ずれて敵の歩兵に当っても良しと、敵にとっては嫌な兵器ですので狙われます。オススメはライノに載せて最奥部の廃墟に篭もらせてしまうことです。10人編成でライノに乗せても2人まで乗ったまま撃てます。敵はライノを壊しても、前にいる8人のマリーンを殺すまでブラストマスターの射撃は止まらないので、かなりやっかいに感じます。スラネロードがいるならトループになりますので、この編成にさらに旗で痛みを知らぬものをつけるなどして拠点に居座らせるとマジでやっかいです。ブラストマスター以外のノイズマリーンは外傷だと思ってオプション無しでも良いでしょう。
ソニックブラスターは一見すると撃てる弾数が多いのですが、実際は歩くと射程の短いボルトガンのようになってしまいます。本領を発揮するには立ち止まって撃つしかなく、また撃つと突撃できないので、攻めるユニットとしては使いずらいようです。モブアーミーやレリック戦には有効ですので、ロスターによって適度にまぜる感じになります。
敵陣への強襲用としては、ドゥームサイレンで焼いてからクロースコンバットウェポン装備のノイズマリーンで敏5を活かして先に殴るというシンプルな戦い方でも強いと思います。ブラストマスターは移動するとアサルト2のヘビーボルターのような性能になるので、敵の編成によって守りに使うか攻めに使うかの2択が可能なユニットとして考えるのもありかもしれません。
やっている人を見ませんが、スラネ編成はちょっと気になるロスターなのです。