ウォーハンマー40kを始めて半年がたとうとしています。最近の編成でよく考えるのはヘイトコントロールです。ヘイトとは相手に嫌がられる・狙われるという意味で、ヘイトコントロールはこの狙われることを意識することでダメージを受けるユニットをこちらの思い通りにコントロールしようとすることです。
ウォーハンマー40kでは、6個のミッションのうち5個が目標確保戦です。目標確保にはトループ枠のユニットが必要なので、トループ枠のユニットが全滅すれば事実上負けてしまいます。勝つためにはトループ枠のユニットを守らなければならないのですが、こいつらは比較的弱いので完全に守るのは無理です。
他にも攻撃の要となるユニットなども先に倒されてしまうと厳しくなります。こういった倒されたくないユニットを守る方法のひとつとしてヘイトコントロールがあります。敵が嫌がるユニットでプレッシャーを掛け、そちらを先に狙わざるを得ないようにして攻撃をそらすのです。
ヘイトコントロールのわかりやすい例にヴィンディケーターがあります。ヴィンディケーターは攻10貫通2ブラスト大オードナンスという性能のデモリッシャーキャノンを装備しており、歩兵にもビークルにも効果的なタンクです。これの直撃を食らうと被害甚大なので、相手がこのユニットを出してくると先に倒さざるを得ません。
ヴィンディケーターは射程が短いので前に出ざるを得ませんので、いかにも倒すか倒されるかという選択を相手に迫ります。そのくせ正面装甲13と硬いのでなかなか落ちません。相手がこれを執拗に狙っているうちに、こちらは相手の火力を削いでいけば序盤に有利に立てます。ヴィンディケーターは大抵2ターンで落ちますので、こちらの編成がヴィンディケーターをメインの火力に考えていては駄目です。メインの火力は他に持っておき、ヴィンディケーターはあくまで囮として考えておきます。
アーミーにはそれぞれ、ヘイトコントロールに使えるユニットがあると思います。硬くて火力があるユニットが後方から射撃しているだけではヘイトは稼げません。相手が「これは後回し」と考えて無視してしまうと意味がないからです。そういうユニットはメイン火力用です。ヘイトコントロールに向いているユニットは、ポイントが比較的安くてうっとおしいやつです。ドレッドノートをドロップポッドで敵の前に落とすのも良いですし、足のはやいモンスターを突っ込ませて、その後ろから突撃ユニットを進軍させるのも良いです。
まずこれを倒したほうがいいですよ、次はこれを倒してくださいね、と相手に強要して自分のペースに持ち込むのが狙いです。囮とわかっていても攻撃を集中させざるを得ないユニット、考えてみるとまた編成が面白くなります。