ケイオススペースマリーンの魔道兵器、フォージフィーンドは武器としてハデスオートキャノンとエクトプラズマキャノンが選択出来、いずれも強力ですので選択に迷います。基本でハデスオートキャノンが2門、またはエクトプラズマキャノンが2門の選択です。また、オプションとしてさらにエクトプラズマキャノンを追加できます。どの装備がよいのか考察してみます。
ハデスオートキャノン 射程36mv 攻8 貫通4 ヘヴィ4
ハデスオートキャノンは両手装備で攻8を8発撃てますが、フォージフィーンドは射3なのでヒット期待値は4発です。貫通4なのでパワーアーマー以上にはあまり効きませんが、ビークルには有効で、装甲値10なら期待ダメージ3.33、スピーダーのターボブーストセーブ5+があっても2.22なのでまず破壊できます。
ライノの装甲11なら2.66、移動不能にする期待値が0.88、ヴィンディケーターやプレデターの装甲13なら1.33、ゴーストアークのシールド(13)を貫通する期待値が0.66です。
インファントリーになると貫通4のためにちょっと微妙になります。4+アーマー相手なら貫通できるので3.33、3+アーマーになると1.11、2+アーマーになると0.55になってしまいます。
エクトプラズマキャノン 射程24mv 攻8 貫通2 ヘヴィ1 ブラスト 加熱注意
エクトプラズマキャノンは両手装備で攻8ブラストを2発撃てます。通常のプラズマキャノンと違い、攻が1向上していますが、射程が12mv短くなっています。ハデスオートキャノンの8発に比べて2発は少ないですが、射が3であることを考えると実はそう悪くもありません。ビークルの場合とインファントリーの場合に分けて計算してみましょう。
ブラスト兵器でビークルを射撃する場合、相手が大きいので多少ずれても当たります。スピーダーは小さめで2mvずれであたります。射は3ですからダイス目で5まで当たりますので、2発x1/3+2発x2/3x10/36=1.03となり、1発はヒットする計算です。ここからダメージロールでスピーダー装甲10だと跳弾確率が0.85、貫通確率が0.67とあまり期待できない数字になります。
ライノであればダイス目で6ずれまで当たりますので、同様に計算すると2*1/3+2*2/3×15/36=1.22ヒットとなり、装甲11で跳弾0.81、貫通0.61です。プレデター(装甲13)になると跳弾0.41、貫通0.20です。ビークルの破壊用としてはあまり期待できません。
インファントリーになると貫通2が生きてきますので、効果は絶大です。ブラスト小の場合はだいたい5人ぐらいが入ります。1mvずれで4体、2mvずれで3体、3mvずれで1体として計算します。1発あたりのダメージ期待値が、命中1/3*5+ずれ2/3*(6/36*5+4/36*4+5/36*3+6/36)=2.90体です。2発で5.4体、3門装備ならマリーン10人を壊滅させられる計算です。
ターミネイターの場合、5体1ユニットとして計算してみると、1発あたりで1.12体、2発で2.24体です。スペシャルセーブ5+の場合ですからストームシールドだとこの半分になります。
まとめ
ハデスオートキャノンは対ビークル用、エクトプラズマキャノンは対インファントリー用と体感通りの結果です。フォージフィーンドまとめでも書きましたが、フォージフィーンドはヘイトが高い(攻撃力が高く狙われやすい)わりに装甲12なので先に集中砲火を受けてしまいます。単に対ビークル対策であれば、プレデターにラスキャノンを満載するほうが期待値が大きく、また対インファントリー用であればヴィンディケーターのほうが威力は大きく、さらにディファイラーは汎用的であるため、フォージフィーンドは中途半端とも言えます。
しかしポイントに限りがある低ポイント戦では、ハデスオートキャノンx2とエクトプラズマキャノンx1装備のフォージフィーンドは使い勝手の良いユニットです。なによりミニチュアが格好いいので気に入っています。