ヴィンディケイターはデモリッシャーキャノンを装備し、正面装甲13を持つ、強力なタンクです。ヴィンディケイターだけが装備できるデモリッシャーキャノンは、射程が24mvと短いものの、攻10貫通2ブラスト大オードナンスという性能を持ち、対ビークル、対ターミネイター、対mobといずれにも対応できます。

ヴィンディケーター

ヴィンディケイターが目の前にいると敵は射撃を警戒せざるを得ず、進軍出来ない為に真っ先に集中砲火を浴びることになり、序盤に壊れるユニットです。正面装甲は13ですが側面は11と弱く、射程が短いので前線に留まり続ける必要があるために側面からの射撃で壊されるのがいつものパターンです。そこで敵に側面を取らせない位置どり、つまり戦場の両翼に配置することが大切です。

貫通ダメージを受けてしまうと1〜3で次のターン射撃不可、武器がひとつなので搭載武器大破は事実上破壊と同じ、と無効化されやすいためにあまり活躍しないイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし追加でボルターを装備することで搭載武器大破は半分になり、ケイオスであればディーモンを憑依させると2+でクルー衝撃気絶を無視できます。

また廃墟でカバーセーブを取るようにすれば生存確率は2倍になりますので、基本はカバーに隠れて移動するのですが、危険地形判定に失敗して移動不可になってしまうと射角が狭いためにこれもほぼ無効化されてしまいます。シージシールドやドーザーブレードを装備するのがオススメです。

いろいろとオプションが高くつきますが、ヴィンディケイターは元のポイントが安いので、敵の高火力タンクをひとつ破壊できれば十分ポイント分の働きはします。

ヴィンディケイターの役割として忘れてはならないのは、序盤に敵が火力をヴィンディケイターに集中せざるを得ないことです。誰しもライノやスピーダーなどを序盤に壊されてしまい、想定していた戦術が取れなくなってしまったことがあると思います。ヴィンディケーターを入れることにより、他のビークルが射撃を受けずに済み、思い通りの運用ができるようになる可能性が高くなります。もし敵がヴィンディケーターを放置すれば、デモリッシャーキャノンが端から敵を破壊しつくすだけです。

このように狙われやすいユニットはヘイトが高いといい、またヘイトが高いユニットを入れることで他のユニットへの攻撃をそらすことをヘイトコントロールといいます。ヘイトコントロール目的でヴィンディケーターを入れる場合は、攻撃よりも生き残ること、またコストが安いことが大切なので、オプションはドーザーブレードのみとし、戦場の端のほうから敵に正面を向けることを維持しながら、カバーセーブをとりつつ、射撃しながら進軍していくと効果的です。

同時に逆サイドから主力が進軍すれば、敵のビークルはどちらに攻撃を集中するかを選択せねばならなくなり、他方の敵に側面または背面をむけることになるでしょう。