ウォーハンマー40kのアーミーにはそれぞれ独自の特殊装備・特殊ルールがあります。中でもヘッドクオーターが装備できる武器は強力です。ケイオススペースマリーンにもスペシャルキャラクターが持つ特殊装備の他に、混沌のアーティファクトという一連の装備があります。ヘッドクオーターだけが装備を許されるものです。その中のひとつ、スカラスラックスの炎の剣を活用してみたいのです。
スカラスラックスの炎の剣
スカラスラックスの炎の剣は、剣という名前がついていますが実際の性能としてはテンプレートによって命中判定を行う火炎放射器です。攻4貫通3アサルト1、激発とソウルブレイズのスペシャルルールを持っています。貫通3ですのでパワーアーマーでは防げず、テンプレートのため自動ヒット、カバーセーブ不可であることからマリーン系のユニットにとっては恐ろしい攻撃となります。惜しむらくは攻4であることで、ヘルドレイクがもつ同じ攻撃であるベイルフレイマーが攻6であることと比較すると残念ですが、そこはヘルドレイクが強すぎですね。
激発のスペシャルルールは、テンプレートを武器から12mv離してよく、向きも約180度の範囲で変えられるというもので、わかりやすくいうと自由に曲がる炎を噴射するのです。ソウルブレイズのスペシャルルールは、ウォーハンマー40kでは数少ないDOT(Damage Over Time)攻撃のひとつで、焼かれたユニットに2分の1の確率で炎が残り続けます。
似た武器にグレイナイトのドレッドナイトなどが装備するヘヴィ・インシネレイターがあります。これは攻6貫通4激発で、攻6ですからヒット率は高いものの、貫通4ですのでパワーアーマーでセーブが可能です。先にも出たヘルドレイクのベイルフレイマーは攻6貫通3激発ですから、これだとマリーンにテンプレートを重ねて、2+でダメージ、カバーセーブすら不可で除去となり最強です。これがスカラスラックスだと4+でダメージです。
このスカラスラックスの炎の剣、ディーモンプリンスに装備させてみました。ディーモンプリンスの難点は、耐5パワーアーマーという打たれ弱さです。地上を歩いていてはあっという間に撃ち殺されてしまいますので、空を飛んで敵に近づくのですが、不用意に敵陣に突っ込むと弾数が多いトループなどにも撃ち落されてしまいます。結果的にタイミングをはかりつつ空中で待機していることが多く、この無駄な時間をなんとかしたいのですが射撃武器がありません。
ディーモンプリンスが装備できる唯一の射撃武器がこのスカラスラックスの炎の剣です。ヘルドレイクと連携して敵陣の廃墟に隠れているトループを効果的に焼こうという作戦ですが、イメージ通りに効果をあげるには12mv+テンプレートというのはちょっと射程が短い気がしています。もうひとつの手として、サイキックを持たせてティーンチ神の炎の嵐を撃たせるという手もあります。スカラスラックスの炎の剣が駄目ならそちらを試してみようと思います。
あとはターミネイターロードにスカラスラックスの炎の剣を持たせて、ターミネイターをお供につけて縦深攻撃も良いかもしれません。ドロップポッドが無いケイオスマリーンにとっては、ヘビーフレイマーと違って位置がずれても当たるのが魅力です。