シタデルカラーなどのアクリル塗料は乾燥が早いので、パレットの上で水分調整したり、混色したりしても、塗っているうちにどんどん乾いていってしまいます。そんなストレスを解決してくれるのが、ウェットパレット(ウォーターパレット)です。これ、一度つかうと手放せません。絶対おすすめなのでぜひ作ってください。ちなみに市販品もあるようですが、作ったほうが安くて便利です。

ウェットパレットは、出来上がりをみてしまうと何のことはない、濡れたスポンジの上に紙をしいたものです。でもこれがとても便利。紙とスポンジが水を徐々に吸い上げ、塗料をつねに乾かない状態に保ってくれます。

用意するもの

スポンジ

スポンジ – 普通の食器洗い用の安いもの。100均で5個入りでした。

タッパー

タッパー – スポンジが丁度入るぐらいの大きさのやつ。これも100均。

クッキングシート

クッキングシート – 表面がシリコン加工されてるやつ。これも100均。
トレーシングペーパーでもいいみたいです。

スポンジ

スポンジはこんな感じのごく普通のやつです。

タッパーにスポンジを入れる

こんな感じで、スポンジが丁度はいるサイズが使いやすいです。

スポンジを切る

このスポンジの上にクッキングシートを引いてパレットとして使いますので、フタを閉めた時に塗料がフタにつかない程度の高さにスポンジを切ります。

スポンジはカッターよりもハサミで切るほうがきれいにきれます。

水を入れる

切ったスポンジをタッパーに入れたら、水をいれます。

水を含ませる

スポンジが水に浮いてしまうので、指で押してしっかりと水を含ませます。

スポンジの水の量

水の量は、スポンジがしっかり水を含んだ状態で、スポンジの上まで水が来ないぐらいが丁度良いです。

クッキングシートをひく

スポンジの上にクッキングシートを引きます。ちょっと待つとクッキングシートがしっとり濡れてきます。

クッキングシートの上まで水が溜まるようなら、水を入れすぎてます。

ウェットパレット

あとはこのクッキングシートをいつもどおりパレットとして使うだけです。スポンジが水を吸い上げて、クッキングシートを常に湿った状態に保ってくれるため、塗料が乾燥せずに長時間塗り続けられます。

使わないときはフタを締めておけば、翌日でも塗れちゃうかも。

ただ、温度とか湿度とか、クッキングシートの種類とかで、徐々に乾いちゃったり、逆に水を含みすぎてしまったりすることはあります。それでも2−3時間は快適に塗れますよ。

ぜひ作って、試してみてください。